やまなしの情報や看板犬の日常を南総里見八犬伝ならぬ南都留富士見4犬伝でリポートします。


by someday3601
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古杣(ふるそま)

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秋の夜長は読書に限る。月のない暗夜はまるで漆黒のようです。耳を澄ませば虫や鳥・動物の声も聞こえてくる。少し寝てしまったのかその音で起きた。それが現実なのか夢なのか分からない。古杣(ふるそま)という言葉を聞いたことがありますか?初めての方の為に改めて調べてみました。


古杣は、四国に伝わる怪音現象。音のみの妖怪とされることもある。また、同様の怪異が日本各地に伝承されている。山を生活の場としている地方に伝えられている。樵(きこり)たちが仕事を終えて山を降りた後、夜中に山の方から「カーン、カーン」と木を切るような音や木を挽く音が聞こえ、やがて「バリバリバリッ」「ドーン」と大木の倒れる音がする。これを聞いた人々は、なぜこんな夜に木を切るのかと奇異に思い、夜が明けてから山に入り、音の響いた辺りへ行って見るが、木を切った跡も倒れた木もどこにもない、というものである。同様の山中での音の怪異は全国各地に伝承がある。それが天狗倒しです。
英彦山天狗月岡芳年画『新形三十六怪撰』より「小早川隆景彦山ノ天狗問答之図
天狗の仕業とされる古杣と同様の怪異。同様に、山中を歩いていると、大木を切るような音が聞こえ、続いて地響きと共に大樹の倒れる音がするが、その音がした方へ行ってみても、やはり木が切られた痕跡はないというものである。突風が吹いたような轟音が急に起こることを、天狗が突然降りてくるものとして天狗倒しということもあり、
山梨県東八代郡芦川村(現・笛吹市)の中芦川部落では、天狗倒しは山の神の仕業といわれる。

このようにその土地その土地で語り継がれてきた民話がある。それを知ったのちに界隈を散策すれば趣もあるというものだ。


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by someday3601 | 2015-09-08 18:10 | 民話の世界