ロンドン オリンピック
2012年 08月 02日
さてさて今日気になったのが女子サッカーの事です。予選2位で終えるという監督からの指示です。決勝はトーナメント方式だからアメリカやフランス決勝以外ではあたりたくないことや、スケジュールや移動、まだ出場していない選手の起用、レギュラー選手の休養などいろんな事情もあった。もちろん決勝トーナメントが決まっているという事が大きなファクターであります。理由をいっぱい並べたが迷いに迷ったであろう。
はるばるロンドンまで応援に来て金を払って見に来ているお客さんはどうだろう?TVで応援している国民は?控え組の選手は折角出場機会を与えられ、頑張っていいところを家族の前で出来ないのは残念極まりない。ましてやヨーロッパのクラブチームのスカウトが観ているというのに・・・・・・・
どうせアメリカと当たるなら早めのほうがいいと正々堂々とした侍魂は何所へいったのだ・・・・・僕個人としてはガッカリしました。まだ決勝ラウンド前だからあまり言いたくないけど・・・・・まあアメリカと比べるとブラジルが劣るのは明確ですがあからさまにこのような態度に出られるとブラジルからすれば甚だ不愉快でしょう。かえって違う力が湧いてきて日本を脅かすことにならないことを願ってます。
日本女子は挑戦者であったはずだ。オリンピックなのだからアマチュアイズムとしてはどうだろうか?確かにメダルを目指してきたのだが、何が何でもメダルというのは如何なものか?日本女子サッカーも例えば優勝してゴールドを手にしても何かと物騒であるし、途中で負けたらそれこそ・・・・思い十字架を自ら背負うことになってしまった。
体操や競泳とは状況がちがうのか・・・・・・・・フランスやアメリカとやって勝ってこそ真のオリンピックチャンピオンなのではないのか?競泳の北島選手が慣れ親しんだ平井コーチの指導の下を去って新たな環境に自分を置き、ロンドンオリンピックを目指したのには想像を絶する覚悟と挑戦がある。それはシドニーオリンピック女子マラソンで金をとった高橋尚子選手が小出監督から巣立ったのとにているのか・・・・・・・その後再び彼女はオリンピックの舞台に立つことはかなわなかったけれども自分でとった行動だけに悔いはなかっただろう。
高橋選手や北島選手の生き方に感動させられる。結果ばかりが求められるこの社会で僕は常に思うのは結果よりもまさにそのプロセスが一番大事なのです。この両人はもちろん他の選手ひとりひとりにみな過酷な練習や怪我や心の葛藤を乗り越えて舞台に立っているのです。自身の力を発揮できた人、出来なかった人もいますがすべての選手に言いたい『あっぱれ』っと・・・・・・・・そして残念ながら敗者になった君に言いたい『敗者こそが人を成長させる』
国の代表だから気負いや緊張は測り知れませんがこのようにオリンピックの舞台に立てること自体たいへんな事なのだから自己ベストをだせればそれでいいのではないかなあ。予選であろうと決勝であろうとナイスファイトとフェアプレーには自国のみならずすべての選手に絶賛し、勝者には敬意を敗者には惜しみない拍手があるべきなのである。これこそが近代オリンピックの創立者であるクーベルダン男爵のイデオロギーなのではないか。だからすべての選手に言いたい『笑顔で胸張って帰って来いと』君たちは素晴らしい・・・・・・・
PS さあ時刻はもうすぐ3時半・・・・いよいよ競泳の鈴木選手の200M平泳ぎの決勝だ!!それみたら寝ます。